ボスママ「これ私のママ名刺です」俺「はぁ…」ボスママ「ところでシングルファーザーですか?」俺「は?」→ 俺「こんなことがあって…」妻「そっか…」→ すると・・・

スポンサーリンク

ママ名刺って知ってるか?

なんか子供を持つ親が●●のママという肩書で作る名刺で、

連絡先だけでなく、生年月日や血液型、

持ってる資格や世帯年収を仄めかす情報を買いたりしているやつ。

 

俺の妻は14時に家を出て25時過ぎに帰ってくる仕事をしている。

だからお迎えとかは俺が行くことが多いんだが、

その時にボスママと取り巻きからこのママ名刺ってのを貰った。

俺は仕事で使う名刺しか持ち合わせてなかったので

受け取るだけ受け取ったんだが、

「シングルファーザーなんですか?」

とズケズケと聞かれた。

 

相手の言い分としては

「誰とでもお付き合いする訳にはいかない、

きちんとした相手としか子どもを関わらせたくない」

ってことのようだ。

 

要はお前も名刺という名の個人情報をよこせ、と。

「どちらにお勤めなの?」

「お仕事しながら育児は両立できるの?」

「お家のことしっかりなさってる?」

ととにかく詮索が酷かった。

 

妻に話すと

「シングルファーザーだと勘違いされるのは、あなたにも子どもにも申し訳ない」

とシフトを調整し、

週2回子どものお迎えをしてから仕事に行くようになった。

仕事時間が減る分給料も減るが、子どものためと割り切っていた。

 

ところが今度は

「奥さん、お迎え行ってからお仕事行くなんてどんなお仕事なの?」

と詮索が入った。

「子持ちなのに髪も固めてお綺麗よねえ?」

「いつもビッシリ決めてるけどどこにお勤めかしら?」

「お家の前通っても夜遅くまで車がないし、帰りが遅いんでしょう?」

うひゃー女って怖いなーと思いつつ、

俺と妻は別の人間なので、妻のことを勝手には話せません、

みたいなことを伝えて息子を連れて早々に逃げ出した。

 

妻に聞くと妻も母親たちの質問攻めを受けるらしいが、

「仕事があるので」

の一言と、幼稚園の先生の理解もあって逃がしてくれているらしい。

 

しかし暫くして幼稚園の集まりに妻と2人で出席することになった。

やはりと言うべきか妻は格好の餌食になった。

「小さい子どもがいるのに夜の仕事なんて」

「あまり宜しくない仕事なのでは」

「小さい子がいるのに身なりもしっかりしているし、やっぱり」

「子どもの事何も解ってないんじゃ」

みたいなヒソヒソをボスママたちに聞こえる様に言われた。

暫く話を聞いていた妻は、ボスママグループに近づき、

懐から名刺を取りだした。

「仕事以外では名刺は持ち歩かないもので、申し訳ありません。

私、●●(超有名な進学塾)で講師をしております、●●の母の●●と申します。

■■くんのお母さん(ボスママ)、上に20歳のお兄ちゃんがいらっしゃいますよね?

塾にいらしてるのでよく存じ上げていますよ」

ボスママはその紹介に明らかに顔が引きつっていた。

 

妻によると、Sラン大を目指すも挫折し、

そこから成績も伸びず、翌年AランBランの大学にも落ちて3度目の受験を目指す男の子らしい。

家では母親に罵倒され、存在を消すかのように塾に押し込められて、

帰ってくるなと言われていたそうだ。

 

妻は当時の校舎にうつって間もなかった為、

ボスママも妻が息子に勉強を教えているとは気付かなかったのだろう。

 

それからは詮索が面白いくらいピタリとやんだ。

俺も俺で職場の銀行に誰かの母親が来ていたようで、

いつの間にか業種がバレていた。

貧乏シングルファーザーの扱いから、

セレブ夫婦に格上げされたのが面白かった。

 

前は公立幼稚園に行っていて、

そこでもランクの付けあいのような事やってた。

私立のお嬢様・おぼっちゃま幼稚園は一々他の保護者と格付けしあうなんて

バカバカしいことはやらないだろうと思っていたが、

品性と幼稚園は関係なかったようだ。

スポンサーリンク